この記事の要点
- ログインなしの Perplexity に 9 回質問すると、答えたのは 5 回でした。止められる条件は画面に書かれておらず、分かりません
- 止められた回は「自社の名前が出なかった回」ではありません。出現率の母数から外し、試した回数と取れた回数を両方記録します
- 無料で測るなら、1 日に聞く回数を 3〜4 回に絞り、同じ質問は日を変えて 3 回分をそろえるのが現実的です
ログインなしの Perplexity は、何回まで答えてくれるのですか?
決まった回数は分かりません。当方が試した日は、9 回中 5 回でした。
| 回 | 質問 | 結果 |
|---|---|---|
| 1 | 会計ソフト | 答えた |
| 2 | 会計ソフト(2 回目) | 止められた |
| 3 | 工務店 | 答えた |
| 4 | 勤怠管理 | 答えた |
| 5 | 会計ソフト(2 回目) | 答えた |
| 6 | 制作会社 | 止められた |
| 7 | 制作会社(やり直し) | 答えた |
| 8 | 工務店(2 回目) | 止められた |
| 9 | 会計ソフト(3 回目) | 止められた |
止められたすぐ次の回で答えることもあれば、2 回続けて止められることもありました。答えた 5 回は、どれも根拠のページを 10 件示しました。9 回の試行は 7 分ほどで終わっています。
以前の記事では、Perplexity は「ログインしなくても使える」と紹介しました(Perplexity とは:引用元が見える AI 検索と企業の見え方)。使えることに変わりはありませんが、続けて何回も聞く測り方は、いまは当てにできません。3 回聞く予定だった会計ソフトの質問は、2 回分しか取れませんでした。
止められたことは、どうやって見分けるのですか?
答えの欄に 1 行だけ表示が出て、根拠のページが示されません。
表示は「サインアップして、もう一度リクエストしてください。」の 1 行で、エラーの画面ではありません。見落とすと「答えが短かった回」と勘違いしかねないため、根拠のページの一覧が出ているかで見分けるのが確実です。
止められた回は、出現率でどう扱えばいいのですか?
母数から外します。「圏外」として数えると、出現率が実際より低く出ます。
| 3 回試した結果 | 正しい書き方 | 誤った書き方 |
|---|---|---|
| 名前あり・名前あり・止められた | 2 回中 2 回(3 回試して 1 回は取得できず) | 3 回中 2 回 |
| 名前あり・名前なし・止められた | 2 回中 1 回(同上) | 3 回中 1 回 |
| 止められた・止められた・名前あり | 1 回中 1 回(同上。方向感として扱う) | 3 回中 1 回 |
Google の AI 概要が表示されない回を「未生成」として分けるのと同じ考え方です(AI Overview が表示されないとき、計測でどう扱うか)。報告では、試した回数と取れた回数を両方書きます。出現率の定義は 出現率(SOV)とは:平均順位・1 位率との違い にまとめています。
3 回分がそろわないときは、どうすればいいですか?
数字は捨てずに、扱いを変えます。
| 取れた回数 | 扱い | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 3 回以上 | 出現率として扱える | 「3 回中 2 回」 |
| 1〜2 回 | 方向感として扱う。出現率の%にはしない | 「2 回とも上位 3 社は同じだった(n=2)」 |
| 0 回 | 結果なし。日を変えて取り直す | 「取得できず(試行 2 回)」 |
足りない回は、同じ文面・同じ条件で、次の日以降に取りにいきます。なぜ 3 回なのかは AI の計測は何回必要か:n=3 の根拠と限界 を参照してください。
無料で測る日は、どう進めればいいですか?
1 日に聞く回数を絞り、同じ質問は日を分けます。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 測る質問は 1 日 3〜4 回分までにする。同じ質問の 2 回目・3 回目は日を変える |
| 2 | 毎回、新しい画面で聞く(前の会話の続きにしない) |
| 3 | 質問の文面は一字も変えない。メモ帳に保存して毎回コピーする |
| 4 | 答えの全文と、根拠のページの一覧を保存する(一覧は「◯件のソース」を開いた状態で写す) |
| 5 | 止められたら「取得できず」と記録し、時間をあけてやり直す |
| 6 | 3 回分がそろうまで、出現率を計算しない |
記録の列は、日時・AI の名前とログインの有無・質問の文面・結果(答えた/取得できず)・挙がった名前(順番どおり)・根拠のページの数と種類・自社の名前が出たか、の 7 つです。取得できなかった回は、「自社の名前が出たか」を空欄のままにします。
無料の道具は、ある日、使える範囲や表示が変わることがあります。記録に「いつ・どの状態で・何回試して何回取れたか」を残しておけば、数字が動いたときに、答えの変化なのか道具の変化なのかを切り分けられます。手順の全体は LLMO 計測の方法:AI 検索での見え方を無料で測る にあります。
| 主張 | 根拠の強さ | 根拠 |
|---|---|---|
| ログインなしの Perplexity は、続けて聞くと止められることがある | ◎ 実証 | 本記事の実測(9 回中 4 回) |
| 止められる回数や条件は、決まっていない | △ 仮説 | 9 回の観測から読み取れなかった。サービス側の仕様は非公開 |
| 止められた回を母数に入れると、出現率が低く出る | ◎ 実証 | 定義上の計算(例は本文の表) |
| 1 日の回数を絞れば、止められにくくなる | △ 仮説 | 1 日分の観測からの推論 |
根拠の強さは、◎ 実証(当方の実測、または複数の独立した調査が同じ結論)/○ 有力/△ 仮説/✕ 否定されつつある、の 4 段階で示しています。
※ 生成 AI の回答とサービスの仕様は継続的に変わるため、将来の結果を保証するものではありません。Perplexity の利用の制限は、記載した日に当方が観測したもので、提供元の公式の仕様ではありません。